生活の日記

文章を書くのが好きな人間が、ただ吐き出しています。楽しいから書いています。

バイト

「店長13連勤、15連勤なんだよ」

「えっ…それってなんか、大丈夫なんですか?(色々な意味で)」

「大丈夫じゃない」

「あぁ…」

今日のバイトで同じだったFさんに、「あおせさんが辞めたら店長の唯一の癒しがなくなっちゃうね…店長どうするんだろう」

「今日なんて癒しを求めて温かいポッドを抱きしめてたよ」

 

ポッドって、火傷しないのだろうか?

店長はほとんどいつもお菓子を買ってくれる。(私がせがんでいる訳ではない。)休憩の時に飲み物を買ってくれる時もある。だから、まぁ、可愛がられている自覚はあった。

しかし、癒しとまで思われているとは思わなかった。じゃあ、店長が優しいのって俺がかわいいからなんだ…と思うと、嬉しくて、自転車を漕ぎながら少しニヤニヤしてしまった。私ってやっぱりかわいいんだ…。頑張ろう!

次に、店長が15連勤なことが悲しくなってきた。店長は15連勤なのに昨日私にモンテールのシュークリームを買ってくれた…。そう思うと、なんだか悲しくて泣きそうになってきた。そしたら、もうバイトの人達とは会えないということが悲しくて、結構目が潤んでいた。

約1年半しかやってないけど、中高の卒業式で泣く奴はこんな気持ちなのかなと思った。

もう絶対に会えない訳じゃないけど、日常から消える。遠くなる、思い出になる。

先輩は、私が辞めると行った時、寂しいけどそういう人は何人もいたから。と言った。コンビニ人間の店長の話みたいだなぁと思った。だから、先輩にとって私は、"そういう人"の1人としか記憶されないのだろうかと思った。

けれど、昨日先輩が、「最後に聞くけど、冬休みの課題って何があるの?」と聞いてきたことを思い出した。先輩は私に聞いていた。その姿勢に、もっと泣きそうになってきた。

家の駐車場まで来て、私はまだ子供なんだなぁと思った。