余談③ 文章を書く/Eve 逃避行

・文章を書く
青い影が立ち止まる私の前に伸びている。私と同じ髪型、体格、同じ形をして、私が少し体を動かせば影も伴って動いた。私の背面は温かい陽光を浴びていた。ふくらはぎが温かい。私はそれを心地良くは思わなかった。しかし、不快だとも思わなかった。私はただ伸びる影を見ていた。その青い影は光のようだと思った。私はなんとなく思った。当たり前だが、光があるから影ができるのだと。影は光によってできる現象に過ぎないと。バスが来た。私の前に並んでいた同じ学校の男子高生は耳に無線のイヤホンをつけ、片手で持つスマホに目を落としていた。私は立ち止まったままのその人が、このバスに乗らないのだろうと判断して、抜かしてバスへと乗った。
先にバス停に並んでいた2人の同じ学校の人が後部座席の左右にそれぞれ座って行った。前の席などは空いていたが、私は後部座席でないとスマホを開けないし精神的にも嫌なので、後部座席の、正面から右側の真ん中に近い辺りに座った。
マフラーが暑い。少し明るいワインレッドのマフラー。素材がカシミヤなので、温かくて肌触りが滑らかで気に入っている。私はこれに対する思い入れや、明確な買った理由があるのだが、今はそれを語る気分ではなかった。マフラーを外してリュックの中にしまった。もう駅に着いてしまったので、私は1度これを書くのをやめ、そうしてまたバスに乗ってこれを書き始めた。今日は、別に書きたい感情がある訳ではなかった。でも、ただなんとなく書きたいなと思った。私は書くことが好きだとずっと思っていた。ただ、最近は書くことが私の生活の1部になっているのではないかと思った。と言うより、私は書かなきゃ生きていられないのではないかと思った。
私はこのブログを書く前から、1日1日記と称して、その日思ったことやなんとなく今感じたことをスマホのメモ帳に書いていた。2020年からだった。私がスマホを買ってもらった年だ。ということは、スマホを買ってもらってすぐに1日1日記を書き始めたのだろうか。1日1日記は1度嫌になって消してしまい、もう一度始めたため、古いものが残っていないので詳しい時期は分からない。
まぁ、とにかく私はずっと書いていたわけだ。スマホを買ってもらう前は、自分のノートに文章を書いていた。そういえば、この間小学3年生の時の絵日記が出てきた。夏休み中に書いたものだったのだが、しっかり毎日書いていたし、ちゃんとした文章を書いていた。私は最近、‼️や❗をよく使うのだが、その絵日記でも❗を多用していた。私は小3の時からビックリマークを使うのが好きだったらしい。性格や趣味趣向は幼い頃から変わっているようで、実はあまり変わっていないんじゃないかと思う。

・気持ち悪い
私が自転車で帰路を進んでいると、対向から自転車に乗って来たジジイが通り際に何か喋った。私に向けて何かを言ったのか、独り言なのか知らないが、黙れと思った。その後、道の端を歩いていたジジイが何故かこちらをじっと見てきた。私を見るために首を動かしているほどだった。そのまま前から車が来て死ねばいいのにと思った。どうしてもムカついたのでジジイがいなくなってから、誰もいない道で小さく舌打ちをした。私はジジイとババアに対する嫌悪を感じていた。先程バスに乗っていた時、前に座っていたババアがキョロキョロと右を見たり、左を見たりを繰り返していて、少しイラッとしたのだ。それを思い出した。
家に帰ってきて、これを書いている今の私は、もうこの話をあまりしたくなくなっていた。

・逃避行

昨日、Eve先生の新曲が出ました！！Eveくんは呪術廻戦のOPの廻廻奇譚で有名なシンガーソングライターです。新曲、逃避行！

↓逃避行 YouTube↓

https://youtu.be/uWZ6VyQ-cMI?si=7O_gRkQfT3DJ1Qf6

いつもより歌詞が現実的で、曲調がオシャレだなぁと思った。なんか新しい感じの曲。昨日聞いた時はそういう感想を持ったのだけど、今もう1回聞いたら曲調とかは新鮮だけど、歌詞や雰囲気？は昔のEveくんの曲っぽいなと思った。ただ、それらとは違って最後には未来を見ている。1年の終わりの12月の夜に聞くには、ピッタリの歌だ。

MVがかわいい！

エッグ、ボニーボニー、フーちゃん、コウくん、ヒーちゃん。かわいい。