生活の日記

文章を書くのが好きな人間が、ただ吐き出しています。楽しいから書いています。

2023-11/30 本日

手が、冷たい。今さっき家に帰ってきて、誰もいないのを良いことに、制服のままソファーに座ってこれを書き始めたのだが、手が保冷剤のように冷たい。その上、まだ少し悴んでいて、文字が打ちにくい。

 

・駅前、人々

冬になったな、という感じがする。私はいつも、帰り道に商店街というか、ガヤガヤとした駅前を通るのだが、木が青いLEDライトで装飾されていたり、白く光っているクリスマスツリーが置かれていた。歩く人々も、マフラーやコート、手袋などをしていて、すっかり冬に染まっている。駅前の、綺麗なスーパーやスタバが立ち並ぶ道の右側に公園がある。最近は、そこのブランコに男子学生達がいて、なにやら楽しそうに笑ったり、デカイ声を出しているのが聞こえる。私はそれを横目に、冬になった街を歩いていく。手袋をしていないので、素肌の手が冷たくて、歩きながら時折 手を握ったり、手のひらをこすったりしている。

 

・冬の朝

今日の朝は、まず、長い夢を見ていた。二度寝をして、夢の中で一件落着したし寝るか!と誰かが言ったところで、ハッとして起きた。私は今から寝るんじゃない、起きるんだ。なんだか変な気持ちだった。

そんな感じで、おいしいココアを飲み、いつも通り家を出て行った。

冬の朝の空気は、きりっとしていて、目も頭も覚めるから好きだ。頬や耳が冷たいと思いながら、自転車を漕ぐ。ふと空を見ると、月がまだあった。青い澄み切った空に、真白の月がくっきりと浮かんでいた。それがすごく綺麗で、私は良い気分になった。今度は反対側の空の方を見てみると、羽みたいなふわふわした雲が、川のように長くのびていた。それも綺麗だった。最初は魚の骨みたいだと思った。けれど、ふわふわして滑らかに見えたので、羽とか翼みたいだな、と思った。後でバスに乗り、その雲の名前を調べると、はね雲(巻雲)と言うらしく、見た目に合ったかわいい名前だなと思った。

バスに乗っていると、さっきのはね雲は眩しいくらいの陽の光に照らされていた。一日が始まるんだな、という感じがした。だから、あの月はもう無くなってしまったのだろう。

 

・少年

バスを降りて歩いていると、ある少年がスマホを止まっているバスの方に向けていた。多分中学生だろう。その子は前も見かけたことがあり、その時もバスの写真を撮っていた。写真を撮っていたバスは、なんでもない、そこら辺にたくさん走っているバスだった。彼は少し躊躇いながら、しかし目を少しも離さずに写真を撮っていた。バス全般が好きなのか、そのバスだけが好きなのか分からないが、私はなんだかその子の気持ちがわかるような気がした。少年は私が通り過ぎようとしたところですたすたと歩き出して行った。そしてまた、足を止めた。さっきのバスが、出発してこちらにゆっくりと走り出していた。少年はバスへとスマホを向け、私は写真の邪魔にならないように避けて歩いて行った。道路を渡るために信号を待っていると、いつものように左側から朝の眩しい陽の光が差していて、今日も目を細めた。

私は、こういうありふれた朝が綺麗なのだと思った。あの少年のように。別に珍しいバスじゃなくたって、ドラマチックな日々じゃなくたって、ありふれた光景だとしても、私にとっては唯一で、綺麗で、好きなのだ。

 

・図書室

今日、学校の授業で図書室へ行ったら、私が思っていたよりもたくさんの面白い本があることに気づいた。いつも同じところしか見ていないので全く気づかなかったのだが、文豪達の本もたくさんあり、カフカシェイクスピアの本もあった。私は哲学に興味があるので、とてもワクワクした。部活の先生が中々来なくて暇だったので、もう一度図書室に行った。ちなみに私は図書室の常連で、顔も名前も覚えられている。かと言ってすごく話してくるわけではなく、新刊や図書室でやっているイベントをたまに教えてくれるだけなので、とても良い。

そんなことはさておき、もう一度図書館へ行き、シェイクスピアの本を一冊手に取り、その場でペラっとページをめくってみた。うわっ。めちゃめちゃ読みにくそうだった。シェイクスピアはまだしも、カフカの本を開くと、文字がちっちゃくて、1ページの文章が上下2段に分けられていた。その上、途方もなく長かった。読むのはやめようと思った。私は今年の2月頃に百年の孤独を読んだのだが、今思うと、よくあんな長い文章読めたな!という感じである。でも、あれは面白かった。

私は授業で出された課題のために、近代文学の本を借りようと思った。しかし、城の崎にて、が無かった。近代文学とは言っても時代に制限があり、しかも、日本文学でなければいけなかった。制限がなければ、百年の孤独にした。城の崎にて、は他の単元をやっていたが授業中に勝手に読み、面白い!と感動したものだ。もう3回ぐらい授業中に読んで、感動は薄くなったものの、やっぱり良いなぁと思った。志賀直哉の他の本も読もうと思い、暗夜行路を見つけたが、あらすじを読むと、なんだか不倫のドロドロした話のようだったので、読むのはやめた。そんな経緯があり、城の崎にて、は好きだったので、それにしようと思ったのだが、無かった。まぁ、教科書に乗ってるが、借りてみたかったのである。白くて綺麗な教科書で読むより、古い表紙に黄ばんだ紙の感触を感じながら読んだ方が、"雰囲気"が出て、良い。

他にも、ギリシャ神話の本があったり、聖書があった。分厚かった。私はギリシャ神話と聖書に興味があり、最近ギリシャ神話を調べていたので、とてもテンションが上がった。聖書はヨハネの黙示録の最初の方だけ読んだことがあり、面白いと思ったので、いつか読んでみたいと思っていた。あとは、モネやマグリットといった、西洋の画家達の画集のようなものがあった。デカくて、綺麗に印刷がされていた。借りる時に日付のスタンプを押す紙?みたいなやつに、ちゃんと借りた痕跡が残っていたので、おそらく借りれるようだった。モネのやつで、1番最後の日付が2013年になっていたが。(マグリットの本は誰も借りていなかった。私はマグリットが好き)冬休み前になると、おそらく本が10冊ぐらい借りれるようになるので、モネとマグリットの画集を借りようと思った。ギリシャ神話の本と、シェイクスピアや哲学者の本も。それ以外にもたくさん本があった。図書室というものは、改めて凄いなと思った。

 

・冬休み

テストが終わると、また1つ、2つとイベントがあり、それも終わればやっと終業式である。私はもう、10月の記憶があまりない。11月の記憶さえ、美大に行ったな、、ぐらいしか覚えていない。それぐらい忙しくて秒速で過ぎていくような日々。冬休みは、Dアニメストアに1ヶ月だけ入って、NARUTOの続きとか、コードギアスの続きとか、魔道祖師をもう1回見たい。(そんなに時間は無い)進撃の巨人も見る気でいる。おそらく現実は、進撃の巨人を見るだけである。でも、NARUTOは見たい。いつか必ず。NARUTOは見始めるととまらない。まだサスケ奪還作戦までしか見ていないが、すでに面白い。というか、好きだ。

そんな話はさておき。

冬休みやりたいこととして、あとは、デッサンの練習がしたい。ドット絵も最近かけていなかったので描きたい。本も読みたい。ゲームもしたい。ダメだ、やりたいことが多すぎる。やることもあるってのに。それを思い出して、今嫌な気持ちになってきた。忘れる。今はまだ関係ない。

もうそろそろこれをやめて、勉強をしなければいけない。私は天才なのだが、勉強はしないとダメだ。(実は、天才という言葉を調べると、それぞれのサイトや辞書で若干意味が違って面白いですよ。)

あと、ギリシャ神話は面白いです。いつか、ギリシャ神話の話をする記事を書きたい。好きなゲームとか、アニメの話も。また冬休みやりたいことが増えてしまった。