生活の日記

文章を書くのが好きな人間が、ただ吐き出しています。楽しいから書いています。

2024-4/11 バス車内にて

今日、1日授業をやって、学校での自分がどんな存在だったのかということを思い出した。しばらく春休みで忘れていた。私は幽霊だ。意見も心も持たない、いない者だ。
修学旅行へ行く前に空港へ行くという行事があり、今日の3、4限にそれに行く時の班を決めた。終わった〜、誰も組む人いないし、そもそも行きたくねぇと思いながら、私は席から立ち上がることすらせず、下を向いて座っていた。左隣ではすでに女子の4人グループが出来上がっており、右隣では男子の5人グループが固まっている。
先生に余ってる人って聞かれたら、ちゃんと手をあげよう。私はもうその覚悟をし始めていた。しかし、唐突に左隣から、「ねぇねぇ、組む人いる?」と女子が声をかけてきた。それは、昨日、体育館で隣に座っていた女の子だった。
班は決まった。私はもちろん、一言も言葉を発さず、愛想笑いもしなかった。(というか、笑おうとしても"笑い声"が出せないので、下を向いてマスクを手で抑えたりして、"笑っている風"を装うことしか出来ない。)
段々と私は、早くこの場から離れたくなった。どうでもいい、中身のない話を聞くのも飽きてきて、聞くフリもやめ、最後には全く聞いていなかった。悪い人たちではないのだ。それはいつもわかっている。ただ私は人間が嫌いなだけだ。

三日間の幸福を読んでいる。主人公が10年ぶりに幼馴染のヒメノに会いに行って、ずっとあんたのことを恨んでいた、目の前で死んでやるつもりだった、私が助けを求めた時は助けてくれなかったくせに、今更会いに来てなんなんだ、と、そういう内容の手紙を渡されるところを読んだ。
私があと3ヶ月だとかで死ぬのなら、私も誰かに会いに行くのだろうか。まず、お母さんと弟だ。死ぬことはもちろん伝えないが。あと、思いつく人もいるけど、私はそれを妄想するだけで、普通に死んでいくのだろう。私は結局、あと何ヶ月で死ぬと言われても、いつも通りの日々を過ごすのだと思う。私には、何も出来ないのだ。
でも、私の推しにDMは送るかもな。これから死ぬことはもちろん伝えない。あなたに出会って救われたということ、生きようと思えたこと、これからも応援しているということ。
Twitterにも呟くだろうな。もう死にますって。
空虚な人生だと思った。
でも幸せかもな。お母さんも弟もいるし。死ぬなら土曜日がいいなぁ。土曜日の夜。

私はいつからか、明日死んでもいい人生を送ろうと思うようになった。昔、推しがよく言っていたからだ。『やりたい時にやりたいことをやる』『明日死んじゃうかもしれないから』『後悔しないように』
そういえば、最近は言わなくなったな。昔の私は、それを聞いてもあまり響いていなかった。毎日を、過ぎて行く時間を、大切にしていなかった。むしろ、早く大人になって死にたかった。大人になったら、一人暮らしをして、そうしたら、誰も止められる人がいないから、私が住んでいるマンションから飛び降りて死ぬ。死んだ後は幽霊になって、空も飛べるようになって、私は幸せになれるのだと、そんな妄想をいつもしていた。時間の流れが遅く感じて仕方なかった。早く高校生になって、大人になって、早く死にたかった。大人になって、幸せになれるなんて思えなかった。私はそういう人間ではない。
だけど、今死のうとも思えなかったのだ。結局、希望を捨てきることもできなかった。

今の私は、過ぎて行く時間の早さに寂しさと不安を感じている。大人になりたくない。変わりたくない。これ以上、前を向きたくない。
私はいつか幸せになりたいのに、それは"いつか"であって、今とか、近い未来の話では無い。というか、私はすぐには幸せになりたくないのだ。死ぬ前に、幸せだったなと思えれば良いだけで、遠い未来、今より自由になりたいだけで、それが今突然始まったり、数年後に突然変わったりするのは怖いし、嫌だ。私は今の自分を楽しんでいたい。今の不幸も、閉塞感も、寂しさも、足りないところも、持ったままでいたい。幸せになりたいのに、幸せになりたくないなんて、おかしな話かもしれないが、結局、幸福は不幸によって出来ている。私は自分の最も不幸だった頃の記憶を土台に、これ以上幸せになりたくないのだ。私はなんだかんだ、今の、こんな気持ち悪い文章をこねくり回して書いているような、薄暗い自分が好きなのだろう。
明るい自分なんて想像できないし、想像したくもない。私は今の私のままでいたい。重要な決断とか、努力とか、何もしたくない。幸せになるためには、不幸が必要だから、私は幸せになるために、これから、今以上に思い悩まなければいけない。それで苦しい思いや辛い思いをして、幸せになるとしても、私はそういう喜怒哀楽的なドラマチックな物語も、何もしたくないのだ。ただのしょうもない現実に生きていたい。いつか幸せになるのだと夢を見ながら。

学校は本当に嫌いだ。息が詰まる。
それでも絵を描くのが好きだ。文章を書くのも好きだ。結局私は生きていくんだ。だから大丈夫なんだ。

"大丈夫"で思い出した。"大丈夫"と言えば、天気の子のRADWIMPSの『大丈夫』という曲だ。天気の子の映画を見に行った時に、映画の最後で"天気の子"というテロップが出てきて、そこで、RADWIMPSの『大丈夫』が流れて、感動した覚えがある。
今聞いてみたが、今聞いても良い歌詞だな。この歌で、私の使う言葉に"大丈夫"が入ったのかもしれない。やっぱり、天気の子の好きなところってこういうところなんだよね。君の名は、って、わりと万々歳というか、ハッピーエンド!なんだけど、天気の子は、東京沈めたからね。でも、"大丈夫"なんだよ。帆高と陽菜は互いが互いにとっての"大丈夫"なわけで〜、、、こういうところが好き。

あと、花譜ちゃんの quiz という曲。この、『大丈夫だよ、大丈夫だよ、きっと。』が良すぎる。この"大丈夫だよ"は、自分に言い聞かせてるんだよね。RADWIMPSの"大丈夫"は『僕たちは大丈夫なんだよ』っていう意味合いだけど、quizの"大丈夫だよ"は『私は大丈夫だよ、大丈夫、間違ってない、きっと。』っていう、祈りのような言葉で、これがとても好き。あぁ、だから私も大丈夫ってよく書くのかな。それにしても、"大丈夫"って、かなり身近な言葉なのに、祈りにもなるの、なんか良い。そういうところも好きなのかもな。

そういえば、『クラスで一番人気のあの子は校舎の裏で人を殺した』が、昔大好きですごい聞いてたんだけど、最近これが笹川真生さんの歌だと気づいた。しばらく非公開になってたみたいですね。笹川真生さん、長谷川白紙さん、キタニタツヤは本当に天才だと思う。それぞれ違うタイプのね。ダメだ、曲の良さ語ろう。