生活の日記

文章を書くのが好きな人間が、ただ吐き出しています。楽しいから書いています。

2024-2/5 バス車内にて 雪降る

雪のせいか、おかげか、今日は4時間授業で完全下校となったため、このような時間に帰ることになった。学校を出た時は、降り頻る雨だったものが、今は白い塊となって風のように激しく降っている。駅に着いた時、北海道の景色を思い出した。
雪は、優しく正しく、世界を埋めつくし、浄化しようとしているように見える。白色の純粋で潔白なイメージがそうさせるのだろうか、NieRの東京に塩(だったかな?)が降ってそれによって人々が死んでいくというものがそう思わせるのだろうか。消毒液のようなものだと思った。しかし、今一度窓の外を見てみると、今度はまた印象が違った。かわいいなと思った。白い雪の粒たちが静かに空から落ちてきて、飛び回っているように見えた。ただ、雪は地面につくと消えてしまう。
窓ガラスに雪の粒が一つぴょんと飛んできた。それは数秒の間は形を保って張り付いていたが、すぐに溶けて雨粒になってしまった。なんだかとても自然、という感じがした。まぁ、自然現象なのだからそれは当たり前の感想なのだが、そうではなく、ただの景色の一部になったような気がした。
先程までのように雪に対して何かしらイメージを持ったり、自然と感傷を受けることがなくなった。綺麗だとも思わなかった。ただ、外に出れば冷たいのだろうと思う。その冷たさが、また私に、寂しい気持ちや様々なイメージを与えさせるかもしれない。バスがもうすぐ着いてしまう。それが少し、心苦しい。もっと続いてくれたらいいのにと思う。さようなら。