生活の日記

文章を書くのが好きな人間が、ただ吐き出しています。楽しいから書いています。

2024-1/27 バイトから帰った

バイトから帰ってきた。今日も、いつもの先輩と2人だった。昨日もそうだ。というか、明日もそうだ。まぁ、先輩は最高の先輩であるし、全然嫌では無いのだけれど、流石に3日連続で同じ人とだと笑ってしまう。人手不足すぎる。

 

ビアードパパのクッキー

今日の先輩は、なんだか元気がなかった。昨日、コロナから復帰したばかりなのもあるだろう。いつもは閉店近くなると客が全然来なくて暇なので、話に来るのだ。話の内容はどうでもいいものばかりなのだが、私はどうでもいい話が好きだし、先輩と話すのは楽しい。けれど、今日は話しかけてこなかった。疲れていたみたいだ。先輩はいつも元気で爽やか好青年(青年という歳ではないのだが。)なので、少し心配だった。

しかし、帰る時にビアードパパのクッキーをくれた。バイトのおばちゃんが持って来たやつだそうだ。私はその少し前にビアードパパのクッキーを見つけ、欲しいな、、と密かに思っていたので、内心嬉しかった。

チョコパイより美味しいらしいよ、でもチョコパイよりうまいって結構基準上だよね、明日感想聞かせて、俺も食べて感想言うから

そんな話をした。なんて平和なのだろう。確かに、チョコパイより美味しいとなると、まぁまぁ美味しいということになるのだが、そんなことより、そのようなどうでもいい話を展開するバイトの先輩がどこに居るだろうか。これは良い意味で。

多分、明日本当に感想を言い合うことはないだろう。いや、もしかしたらあるかもしれないが、そんなつもりで話したわけではないのだろう。ビアードパパのクッキーの感想。そんなどうでもいいことを、全然美味しくなかったらどうしよう、なんて先輩は笑った。

どうでもいい心地良さってあるんだな。どうでもいいような幸せ。私が描きたかったのはそれだったんだ。今、これを書いていてそう気づいた。私は、そんな小さな幸せを描きたかった。今描いているコンビニの絵の話だ。部活がもしあるのなら、月曜には、キャンパスに描き始めることだろう。

この間の、ヨルシカラジオでn-bunaさんも言ってたな。無駄を愛そう、と。

この文章だってきっと無駄だ。何にもならない。表面的には時間を消費しているだけの行為だ。しかし、私はこれを書くことで、絵のコンセプトを思い出すことができ、どうでもいいことを愛そうという前向きな気持ちになった。

どうにもならないことばかりでも、どうでもいい幸せは多分、ある。私たちが、見えるものを限定しているだけで。月が毎晩夜空に浮かんでいるように。私たちは一々月の美しさに感動しないように。けれど、ふと、月を見上げるように。